石の意味~珊瑚(さんご、コーラル)~

2020年05月25日 (月) 17 : 00
珊瑚(さんご、コーラル)です。
珊瑚は厳密には「石」ではなく、海の生物です。
(海洋性生物では、真珠もそうですけれど。宝飾分類で慣習として石扱いになっていますね)
珊瑚が化石化したフォッシルコーラルや、昔海底でした地が地球の造山活動によって山となったことでそこで採掘される珊瑚もあり、そういった珊瑚は”山珊瑚”と呼ばれます。(海で採れるほうはシーバンブーと呼ばれます)

色々、珊瑚にも種類があって、いわゆる”本珊瑚”と呼ばれる種類の珊瑚は希少石で高価な宝石や標本として流通しております。

珊瑚1

珊瑚2

珊瑚は一般的に流通する意味合いとしては、「鈍感力の石」というふうな言われ方がありまして。
(あ、一般的ではないですね(笑)。一般的には、「出産のお守り」「子孫繁栄」などなどと言われています。確かに出産は一大事業なので、ナイーブな方は少し鈍感になるくらいでのぞまないとってところもありますよね。そういう気楽さをサポートするわけなんですが、それを「鈍感力」ってwなぁ…)

鈍感力…(笑)
鈍感になれ、感じなくなれって話ですよw
これは受け入れ難い(笑)ですよねw 現代人には。
なんかこう、鈍くなっちゃう、鈍感になっちゃう…って、どっかの部分で、危険な感じしますから。

それに「直感力」ですとか「創造性」ですとか、そういった類のポジティブな推進力的イメージなもの、それと「鈍感」って(笑)なんとなく半目するような印象ってありません?

一般社会では、「鈍感=ダメダメ」という、ネガワードな感じありますよね。
「あの人、鈍感な人だよね~」って、絶対に「褒め言葉」として使われることはないですからねぇ。
いわばのろまな「シャープじゃないね」みたいなw切れ味悪いヤツになるのか…という(笑)

私にはその昔、そういう意味で興味が(笑)フツフツとこの珊瑚という石には湧いてきましてね。

それまでの自分には(若い頃宝石好きだった頃から天然石に開眼するに至るまで)遠い惑星レベルに、まったくの興味の対象外であった、珊瑚。

若いジブンはとくに珊瑚の意味なんて知りませんでしたが(笑)それでもアウトオブ眼中な石、それが珊瑚でございました。
なんとな~く肌に合わない感じwっていうのがありましたよね。
(そりゃそうだよなぁ…というのは、のちにわかったことですが、あたしは「穏やかになること=ふぬけること」だというw大きな思い込みを持っていましたので。そりゃね、穏やかにさせられそうな石は、むずがゆくなるというかw落ち着かないわけですよ。昔、「ローズクォーツがダメだった」に共通するような(笑)まぁ、そんなところです)

でも、石に開眼した私は、こういった「食わず嫌い」を、”石に関してだけ”はやめよう、と(笑)決意したのです。

こちらが石を受け入れると、石たち本来のはたらきを発揮してくれることを知ってしまったわけなので。

ということで、この珊瑚という存在に対して、「鈍感になる」って、どういう感じなんだろうと、珊瑚に着手したわけですよ。

とりあえずはスポンジ珊瑚とも呼ばれる山珊瑚が、穴あきビーズとしてはポピュラーでしたので、山珊瑚。
(珊瑚は、「本珊瑚」はほんっとうにめっちゃお高いですよ。で、一ミリゴムブレスにできるようなタイプのサイズのある穴あきビーズは存在しません。ちょっと大きさあっても6ミリで最大くらいじゃないかな。しかも穴周りは小さくて、そもそもがゴムブレスなどを想定されておりませんから、珊瑚をゴムブレスに取り入れたい、という場合には、山珊瑚やフォッシルコーラルなどになりますかね~という感じ。シーバンブーは海外の着色ビーズが本珊瑚よりは廉価なのですが、それでもなぜだか珊瑚ビーズって穴周りが小さいんですよね。たぶん大きめの穴あけが石じゃないから難しいのだろうと思います。だから珊瑚はビーズはほぼほぼネックレス仕様なんですよね。そういえば真珠なども一ミリ穴ビーズはめったにない部類ですしね)

珊瑚3

これが、意外に(笑)自分にはウケた石でしたw

すっごい気楽になるんですよ。
「気楽になるってこういうことなのか」みたいな(笑)なんかそういう、「Joy感」が出てくる石です。

(だからずっとずっと大昔に、おそらくいちばんはじめに珊瑚を使った石アクセサリのネーミングは、「Joy」とか(笑)なんかそういう、まんまなネーミングだったような記憶があります)

「鈍感力の石」とか言い出した(笑)人のせいで、珊瑚のちからが過小評価になっちゃう危惧を感じるというか。

もっと上手い言い方なかったんでしょうか?
言葉で食わず嫌いになってしまう、表現にはそういう責任もあるので、「鈍くなるとか困る」という(笑)珊瑚の手前で躊躇する人を作ってしまう言い表わし方かなと感じますよね。

珊瑚4

珊瑚6

鈍感にはパターンがあって、むしろ、外側からの情報でパンクしそうな状態、それでアップアップで、情報の海の中で今度は必要情報が観えなくなる状態…肝腎のところで気づけない敏感になれない状態、これを鈍感というのではないかなと思います。

珊瑚はその状態のリリースを助ける石です。

自分は安全なんだ、大丈夫なんだ、これでオッケーなんだ、という部分で、なかなか安心ができない、何かしら”気がかりなところ”をいつも発見していないといられない(笑)そういう人の気がかりスイッチを切る、そういうようなところが、確かにそっちを感じなくなるという点でw 鈍さの石とも言えるのかも^^しれません。

「おおらかさを生む」とも言い変えることもできそうです。

しかしこの「おおらか」も、ズボラとも違うし(笑)単に「悪いことは気にしない(見ないようにフタをする)」ということとも、実際は違うんですよね。違うんだけど、そういうことだと思っちゃって(あるいはそう思いたくて)「おおらかな人」という「像」を勝手に勘違いしちゃっていることも多いんじゃないでしょうかw

珊瑚5

私が珊瑚をよく身に着けていたのは、昔のPSW創業時の2足わらじの時代。
石アクセサリにもよく使っていましたね。
最初の頃は、ブログでの月末新作もそうですが、実店舗販売のほうもがっつりやって、且つ、派遣外回り営業マンですから。
正確には、2足じゃなくて、3足だったということですよ。
しかも主婦業も入れちゃったら(笑)4足でしたよね。
当時はビンボだったから、今よりもずっと自炊(笑)でしたよ、基本必ずうちメシ。デリとかけっこう高くつくじゃない? だからあり得なかったな。よくやれてましたね。

いやもう、この時期を振り返って思うとですね、自分の一生のうちで、「いちばん馬車馬のように仕事をしていた」と言えるスーパーパワー期間だったかと(笑)。
これ、ある意味、どっかで鈍感じゃないと(笑)本当はできないと思います。
でも「大好きなことだから、その忙しさがぜんぜん苦にならない」超充実状態でしたが、知らず知らず、こういう珊瑚みたいな石のエネルギーにも助けられていたのだろうと感じます。

私はそういう当時は、周囲にもとても恵まれていたとも思います。
「誰も私を邪魔するものがいない…」ということが、本当に不思議でしたけれど、実際は(笑)こちらが気にしちゃえば気にすることも可能なwクソ人間関係だって、なかったわけでもないのですけれど、そこらへん棚上げできる自家発電エネルギーがありましたよね。

現代に生きていると、自分も他人も(笑)「なんか、厳しいな…」に出くわすことも、やっぱり普通にはあるにはあるんじゃないかと思います。

物理的キープディスタンスであろうと、心のキープディスタンスをしてくれないw人も、いなくもないですしね。
メンタルの世界に、「距離、時間」関係ないところがありますから。(過去も現在も未来も同時に存在していますので)

忙しくてぱんぱんに張り詰めちゃっている方とか、気がかりネタを拾うことには天下一品の才能がある(笑)など、なにかこう、自分の理想とするところに追いついていないところにイライラしてしまうとか。

なんとな~く「今を楽しんでる状態」ということを、ついしそびれている日々を、振り返ると送っているところがあるのかも…のような方や、今はその私が以前そうだったような3足わらじみたいになってる人も多いと思います。
主婦兼母兼仕事している、それは立派な3足わらじです。
「忙しくてストレス」って感じて当たり前なのです。

そんな多忙な方に、ぜひ身につけてみていただきたい石かなと思います。




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カテゴリ :  石の意味
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