自分のハートの望むことをしましょうの落とし穴

2017年10月12日 (木) 00 : 00


私はかねてより、「自分の好きなこと望んでることをしましょうよ」系の人間ではありますが。
(この話は、「仕事」「職」などにおける、それの話です)
確かに自分自身にも「宇宙におまかせ」っぽいところもあるにはあるんですが(笑)。

これには落とし穴がしっかりありまして。

現状不満、現状不安からの、逃避先としてのソレは、なかなかにうまくいかないことが多いです。

だから、宇宙にまかせちゃって大丈夫♪ と言ってる人もいるし、そういう風に思いたい信じたい、その裏側の心の中にコイツがあることに気付いているなら注意が必要です。

これも、そのむか~し。音楽業界で(笑)たっぷり経験してきました。

イキナリ会社員やめて、好きな道に飛び込んでみて。
その決意と行動分の、「勇気のお駄賃」として(笑)なりたかったプロ作詞家にはなれたけれど、憧れていた印税生活という世界には、ついぞ一度もありついたことはありませんでしたから。

ただ、そのうまくいかなかった経験も、なんとな~く高次側計算づく? というわけでもありませんけれど、結果として、金銭的に成り立たない点がうまくいかなっただけの話で、そういう時期に経験してきたことはすべて、今の自分に役立っている感があります。

のちに、本当に人生には無駄なことってないのだとしみじみ。
なにしろ、ず~っともし同じ会社の事務員ということを何十年単位で続けてきていたら、おそらく「食うための高給稼げる営業職」をやってみようだとか、そこに行き着いてることも絶対になかったと思うので。

これはとくに「やりたかったこと」でもなく、どちらかというと、「もっとも自分のやりたくないこと」(笑)だったのですが。
時として、表面的に自分がやりたいこと、それだけが、自分の魂レベルのやりたいことや、美しい言い方でいうところの天職ですとか使命ですとか(笑)にダイレクトに直結していくわけではないのです。

(ちなみに、お嫌でなければ、「営業」っていうのは、経験としてやっておくにお薦め職だと思いますよ。できればぬるいルーティーン系の特定のお得意さん相手ではなく、がっつりノルマあり成功報酬付きそれなりの年収が得られる営業が良いです。昔自分もやっている時はしんどかったでしたけど、ふりかえってみると、やはりこの経験でものすごく鍛えられた感があるのと、業種ややっていることじたいは変化しても、ベース部分で営業スキルは普遍的なところがあります。独立して何かをやりたい、店を持ちたい、たとえそれが芸術分野だとか一見営業無関係な場合にも、結局どんな人にも仕事として展開していく際に、このスキルの必要性がついてまわることなので。「いいものなら売れるはず」「ホンモノなら支持されるはず」というのも部分的には嘘ではないけれど、世の中、必ずしもそういうものでもなく、それだけじゃないのです。ホンモノだろうがいいものだろうが仮に能力は優れていても、営業力がないゆえに埋もれて消えていくものもゴマンとあるのですよ)


だからって、好き好んで苦労しましょうね、という苦労のススメをしているわけではありません。

「今」やっていることというのは、必ず、「のち」に繋がりますので。

なので、仕事なんかで「ど~~~~~してもこの仕事は先々やっていくつもりになれない」ですとか、死んでしまうかもレベルにしんどい場合には、それやめて、違うこと始めてもいいんじゃないかな、って思います。
これはダメだ、ってわかっているんなら。ですけどね。今ダメなら、このさきもやっぱりダメ、それが見えているなら。

で、やめたなら、もう振り返らないことが大事ですね。
やっぱ正社員やめなきゃ良かったかな~みたいな(笑)「もったいない病」みたいなものに取り憑かれそう、って予感がしているなら、「自分のやりたいことが云々」っていう、絵に描いた餅の甘い夢のほうを、いったん切り捨てたほうがさっぱりすると思います。

その職がイヤで辞めながら、結局、今までやってきた経験値としてそのスキルしかないから、やっぱりその分野でしか働けない…みたいな、諦め感で、同じ業種を渡り歩く人もいらっしゃいますが。
こういう場合も、本気でそこを出ていきたいなら、いったん「使えるスキル」のために、今までの自分のできること以外の使える技を身につける修行感覚で、違う世界へ飛び込んで、経験者という履歴を作るのも悪くないかな、と思います。

なにがなんでも、やりたいことに直結、でなくても、これやって先はどうなるんだろ? が今はわかっていなくても。
今、できることで、取り組みがいのあることをしていくことで、場合によっては意外なこと、想定外のことで、先は用意されている、そのことに気づけると思います。
(私なんかもたびたびお伝えしているけれど、20代の頃に「将来こんなことで喜々として生計立てさせてもらっている自分」がいる、などとは、ほんと夢にも思っていなかったですよ)

「現状不満、現状不安からの、逃避先としてのソレは、なかなかにうまくいかない」
とわかっていても(笑)それでもいいからやりたいことにチャレンジする! 猛進する! 死ぬ気でやる! みたいな情熱や気概も大事だと思いますけどね。

そのくらい、「人が言うああだこうだ」に左右されないくらいの、「わが道」であって欲しいと思います(笑)。
そういう人を、天が助けるのも、実際のところだからね。


とくに、自分のやりたいやってみたいことが「今までで未経験」分野の場合には。

とにかく、今やっていることと並行しながら、どんどん準備していくこと。
とりあえず、やりはじめちゃうこと、未経験者から経験者になること、具体的に少しずつでいいので形にしていくこと(この段階で最初から本業にしようとかパーフェクトを目指さない)が良いと思います。
最初から、「本業」にしようとやっきにならなくてもいいのです。ただ、その「流れ」を生むためには、自分がみずから間口を持ち、それをやっていると言える状態じゃないと、いつまでたっても厳しいのではないかと思いますのでね。
いつまでも「習う」ばかりの見習いでいないこと。
「やりたいこと探し」は終わらせて、やってみれば、色んなことが経験値として積み上がっていきますから、もう「経験者」「仕事」なのです。
セミナーおたくとか資格取得おたく^^などにならないことが大事ですね。

学ばなければならないことというのは、どっちにしろ、都度出てきますので。
すべて身につけてから、「自信を身につけてから」と、自信を得るためにあたらしい知識、知らない知識を得ようと勉強しつづけるパターンですと、たぶん、一生その自信は出てこないです。


わりとですね…そこそこ軌道に乗る人というのは、必ずしも、資格とかそういうものに頼っているわけでもありません。
その道の「ブラックジャック」であることが多いようですよ(笑)。
ブラックジャックとは、腕の立つ、無免許医師ですが。
(これは私もそうだし、僭越ながら、まるの日さんなんかも^^ヘミシンク分野ではそうですよね。あの方もとくに米国モンロー研究所から公認された日本の代理店みたいなところの学びを経た、そこのお墨付き認定講師とかいうわけではありませんから)

これ、スピ方面だけの話かと思っていたんだけど(つか、知るところでは自分を含めて2名^^なんだけど)、三次元ビジネス界方面でも、これはよくある話のようなんです。
その道の第一線を走る優れたスペシャリストほど、実は、その道の認定資格みたいなものを、持っていないのだそうな。

これには私も、ふむふむ、と、正直なんか少し勇気づけられました(笑。規模の小さい自営ながらに^^本質的にはビッグ・ビジネス方面とも近いんだな、と)。
スピ業界ブラックジャック、なにしろこれは、自分含めて2名しか^^知らないので、三次元現実方面でもけっこうそういうものなんだ~、というのを知って。
「やっぱそうだよね、そういうものだよね」という観えない世界的裏付け確証を得た気分^^でしたし、とくにそういうことではなくても、私は昔から、資格って実際どれだけのものなんだろう、と、資格に頼ろうという世界に魅力を感じたことがなかったので。
(ただ、あればあるに越したことがない、名刺に書ける項目が増える点ではいい面もあるかなとは思います、もちろん)

ただ、大事なのは、ただの無知な無免許医師だと詐欺になっちゃうから(笑)。
自分自身で、「腕の立つ医者」である自覚と研鑽、これは必要ですよ。
この自信は、どっかからいただける、一定期間勉強したら試験に合格したらもらえる認定証、それだけでは得られないものなの。
というか「得る」という外付けタイプのものではないのでして。

ここいらへんが、要するに「ハートが望む」っていうか、ハートの中身の人がソレやりたがってる信頼感(もっとカンタンにいうと「その自分を信じることができる」というやつ)なのです。
こういう話に持っていくと、最後はスピっぽい解釈のスピブログですね(笑)。


この記事のシェア&ツイートfacebookでシェアTweetする

カテゴリ :  ちょっとスピリチュアルな話
follow links FB pageGoogle+Go to top of page ページの上へ移動

ページの上へ移動
Go to top of page