石の運び屋

2008年09月15日 (月) 20 : 23
時々、石を手に入れることで、この「運び屋」の役割を、経験している方も、多いかと思う。
(最初、「媒介人」と命名したのだけれど、この「媒介」という言葉には、よく調べてみると実はふか~い意味があり。仲介人も同じく。なので、「運び屋」とすることにした)
自分が気に入ったつもりで手にしたはずの石なり石アクセサリなのに、「なぜか、人のものになる」というケース。
そして、それを「やだっ!!」とつっぱねることも、可能は可能なのかもしれないけれど、「ま、いっか」と、その石を手放すことになる・・・というパターン。


石アクセサリをご提供するようになってから、実はこのパターン、しばしば耳にする。
これは、「夫婦間」とか、カップル間で、やたらに多い。
イレギュラーなケースとしては、以前ブログにも書いたけれど、私の友人にオーダーで作ったブレスレットに、彼女がファンで顔見知りの競艇選手の方が目を止め、「それ貸して」と言われて、貸したまま返ってこない・・・というようなパターンもあるけれど、ちなみに、この「ちょっと貸して」の台詞が、その石に目をつけた人から出てくる時には、「ほぼ、運び屋となる確率は、8割」くらいに高まっているように感じる。


ところで、
この三連休に入る前に、東中野のビタミンTeeというお店に、新作ブレスレットを納品に行ったのだけど、この「運び屋」となったお客様の話を聞かされた。


奥様が気に入って買っていったそうなのだが、それを、ご主人が気に入り、今や寝るときにも外したがらないくらいに気に入ってしまって、返してもらえなくなってしまった・・・ という話。
このご主人、ご高齢ゆえの不具合なんだろうと思うのだけれど、「もう目が見えていない」んだそうである。
で、なぜかそのブレスを気に入って身に着けているうちに、「あがらなかった右腕が、動かせるようになった」らしい。
腕があがらない、っていうのは、なんかの病名がついていたと思うけれど、失念してしまいましたが。


こういう、「カラダの具合に変化」の話っていうのは、何度聞いても、「へぇぇぇ、そりゃ凄い」と、作った自分もびっくりしてしまう。
しかもこの方、そのブレスレットを「目で見て」選んでいるわけでもないのだ。
奥様が持って帰ってきたブレスレットを、どういう経緯で、気に入ってしまったのかまでの詳しいことは知らないが。
しかし見えていないぶん、人というのは、五感のほかの要素が敏感になるんだろうなぁ・・・なんて、私は、感心しきり。


ところが。
そのあとに続く話が、私を少しぎょっとさせた。
やむなく「運び屋」と化してしまったお客様は、「自分もそれを気に入っているから、どうしても取り返したいから、なにか主人にあれに代わる他のものを」ってことで、また新たに違うブレスレットを調達していったそうなんだけど。


いやいや。
つまり、これは素人さんに説明するのはかなり困難なんだけど、「もうすでに、その石と同調している人」から、「自分が最初に買って気に入っているから」という理由で、取り返すことの「是非」の話。


こういうのは、ケース・バイ・ケースなんだろうけれど、明らかに、飽きちゃって、ほっぽりだしている、というんでもない限りは、「ちょっと貸して」から始まって、もう気に入ってしまって、すっかり石と同調してしまい、明らかな「好影響」が現われている(買った人よりも)という場合には、最初の購入者は、こう言っては申し訳ないのだが、「そのブレスレットは、最初から、その人を介して、その持ち主のところへ行く予定だった」ということなんじゃないかな・・・と思うのだ。


お店に、もしまたそのお客様がいらっしゃるようであれば、そうお伝え下さい・・・とは、お話したが。
まぁ人というのは色々なので、そういうのは、結局、本人が学習して感じとるしかないものなのかもしれないので、最終的には、「お好きなように」としか言えないのだけど。
売っている私は、これをああ使え、こう使え、までは、口出しする立場にはない。


石って、行きたいところへ、行く。
っていう話は、もう何度もしてきているけれど、そうなのよ、だから、お金出して買っても、希にだがこういう「一瞬の恋心が芽生えた片想い」で、当の石の方は、「本命」の懐にちゃっかり鎮座しちゃうこともあるのだ。


自分がお金を出して買ったからという理由だけでは、石を、厳密には、所有できない・・・というのは、こんな話からも伺い知れると思う。
人が居心地のいい場所を求めるように、石も、けっこうちゃっかりとした、抜け目のないところがあるので。
片想いでも、まだ傍にいれば、それは「見込みがある」ってことで。
恋愛といっしょである。


でも、こういう経験も、まさに「手放す」ことを、その石に学習させてもらっているわけであり。
まぁ、人生、その繰り返しの中で、自分に磨きをかけていく・・・ということなので、、、、、「珠(魂)磨き」を実地でさせて貰っている、こういう「運び屋」さんとなるケースというのは、実に、ステップ・アップのいい機会なのかもしれないですし。



そういうわけで、
この連休中は、ほとんど外へ出ることもなく、ず~~~~~~~~っと、石アクセサリを作っていた。
いつもの連休のパターンだが、それにしても、信じられないくらいの長時間、ずっと石ビーズにまみれていた。
それでも、まだ時間が足りない、って思う。
ホントウに、今の私にとっては、「時間を作り出せるブレスレット」が何よりも必要かもしれない。


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カテゴリ :  ちょっとスピリチュアルな話
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