存在しているのに、人の目に映らないものといえば

2007年08月08日 (水) 23 : 40
はい、それは世に言う「霊魂」「霊体」であったり、あと「電波」なども見えませぬ。
それから、私たちが感知できる「光の色」ってのも限られている、って話ですよね。

今日、大まじめに非常に不思議な不可解なことがあったのですよ。

いつものように、このくそ暑い炎天下を、得意先回りだったのですけれどね、
とある、「S」という駅に降り立ちまして、で、バスの時刻表を確かめると、時間は午後の二時前だったのですが、私が乗りたいバスは2時台は「2:29」の一本のみ。
うわぁぁ、30分待ちかぁぁぁ、と思い、私はそのバス停近くのカフェでお茶することにしたのです。

で、涼んでから、2:25頃カフェを出て、バス停で座っていたら、女の人に例によって声をかけられました。
「市役所に行くには、この何番、っていうバスですよね?」
「○○市役所循環」ってバスなんだから、そうだろうよ・・・と思い、「そうだと思いますよ、もう来る時間ですよね。」と答えました。
「何分くらいかかりますか?」と、その方がおっしゃるので、私はそのひとつ後でいつも降りますから、「15分くらいだったかな」と答えたら、ありがとうございました、と去っていったのです。

あれ~、もうバス来るのに、なんで行っちゃうの?へんなの。と思いました。
バスを待つのは、バス停で、私ひとり。

ところが。来るはずのバスが来ない。
待てども、10分、20分・・・。
そうしているうちに、私以外にも、バス待ちの人たちがちらほらとやってきました。

30分以上遅れてやってきたバスに乗り込むと、アナウンスでは、「3時3分発の、○○市役所循環」と言っている。
え、ということは、「2;29」のバスはいずこへ?・・・と、あたしは非常に不可解ながらも、運転手さんに突っ込むまでの気力もないし、そのままそのバスに乗り、得意先へ。

目当ての停留所で降りたとき、「帰りのバス時刻」を確認。「15:57」でした。
ここのバスは、とにかく、一時間に多くて2本くらいしかないため、乗りっぱぐれると、30分、へたすると40分待ちになるし、民家ですから時間つぶせる場所もないので、私は必ずそういう場所にでかけた時は、帰りのバス時刻をチェックします。

得意先に顔を出し、お話して、またそのバス停に戻ってきたのは、15:45でした。
「やれやれ・・・今日は、行きに一本のりはぐれたから、本当はもう一軒行く予定だったのに、行けなくなっちゃったわい。」
などと思いながら、バス停でバスがやってくる方向をぼんやりと見つめながら、バスを待っていました。

そのバス停では、私の他にもう1人、女の人が私と同じバスを待っていたようで、行き先の違うバスが到着した時も、その人も私も乗りませんでした。

しかし。
またしても。待っているバスがやってこない。

10分経過。20分経過・・・した時に、私は、悪い夢でも見ているのか? と思いながら、バス停に書かれていた、バス会社の電話番号に電話しました。このまままたすっぽかされたら、また一時間以上、そこのバスは来ない予定だったからです。
電話に出た、バス会社の営業所の方に、ことの経緯を説明し。
バス会社の方は、そういった運休などが急に発生するようなことは、もしあるとしたら、必ず(当たり前ですが)事前に連絡が入るはずなので、といった内容のことを話しています。
まぁ、つまり、「少々遅れることはあっても、“なくなる”ことはないと」いうことです。

ふと、後を振り向くと、私といっしょにバス待ちをしていたはずの女の人がいない。

私は、もしかすると、このバスはこういうことがよくあるのを地域住民の人は知っていて、ここから離れているかもしれないけど、違う路線のバスがあって、そっちへ行ったのかもしれない、と思い、バス会社の人に、そういったS駅へ向かうここから歩ける違うバス停はないのか尋ねたら、5分くらい歩いた場所に、はたして、そういうバスがあったので、道を教えてもらい、そこからS駅へと戻ったのでした。

ここまでは、私は、なんてバス会社なんだ・・・・
と、なんで同じ日に、こんな同じようなことがあったんだろう?
と、余計に「2時間」バス待ちに費やしていたことを、思い、まったく、会社にだってどう説明すればいいのさ、だって、「バスが来なかった」ってことを、「私ひとりしかバス停でバス待ちしてなかった」んだから、証明できないじゃんか・・・と思っていたのですが、そこで、はた、と気付いたのです。

昨日、シゴトから帰ってきて、マンションのエレベーターに乗り、自分の住む階に到着して、エレベーターの扉が開いて降りようとしたら、降りる私に向かってそのエレベーターに、まっすぐ乗ろうとする住民がいたのです。
私は、「えっ」と声を出しました。
だって、そのままじゃぶつかります。
そうしたら、その住民の女の人は、「あっごめんなさい、見えなかった」と言ったのです。

その時、私は、見えない?見えないって、あなた、あたしは目の前にいるのに?いくらぼーっとしていたとしても、あり得ないでしょ。と思ったのです。

でも、確かに「見えなかった」と、彼女は言っていたことを思い出したのです。

もしかしたら。
時刻どおりに、バスは来た。
バス停でバス待ちをしていたのは、「私ひとり」。
バスの運転手さんは、「バス停に人がいなければ」そのまま発車しますよね。

「私のことが、見えなかった・・・・・?・・・のでは?」


でも、私は、私という「実態」のイシキは、エレベーターを降りようとし、来ないバスをずっと待っていたのです。

この話は、作り話ではなくて、今日できたての実話です。
なんか、ちょいオカルト入ってるなぁ。

あたしは、透明人間になっていったいどこにいたんだろう?
でも残念ながら、私は「そこにいるつもり」だっただけなのです。


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カテゴリ :  ちょっとスピリチュアルな話
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