身の丈のバロメーター、スギライト

2006年02月24日 (金) 14 : 15
スギライトをGoogleイメージで検索

スギ石の説明は、石を売ってるお店(パワーストーン屋)で、嫌というほど目にすることも多いと思うので、私が今更する必要もないと思うけれど、知らん、という人もいるかもしれないので、さらっと概要を。

発見者は、日本人で、鉱物学者の杉健一博士の“お弟子さん”の岩石学者、村上充英氏が1977年に発見した石。うぐいす色のものが、当初発見されたスギライト。
(注:2007年7月4日現在。この記述は間違っておりました。発見者そのものは、杉博士です。要必読、コメント欄。)


この辺をいい加減に、“杉健一博士が発見した石”と記述しているのも、たまに見るけど、発見者本人の名前ではないというのが正解。
その後、南アで、紫色のものが発見されて、アメリカのニューエイジの間で爆発的人気を呼んだ流れで、日本でも人気になっている(そういう風に仕掛けられている、とも言える)石。

外国人が発見者の場合は、その発見した本人の名前が鉱物名になることが多いのだけど、スギライトに関しては、古き良き日本人の精神を感じる。
普通に考えれば、「手柄は自分」といきたいところでしょ。
それが、「自分を鉱物の世界へいざなってくれた大切な尊敬する存在、恩師」の名前が後世に残るように名づけるっていう風習そのものに、日本の美徳というか、失われつつあるものを教えてくれてます。

これだけ、紫にも色々あるのう、という紫に特化した色展開をしている石は他にはないです。紫以外にも、綺麗なうぐいす色とか、茜色とか、鼠色とか、とにかく「和カラー」のオンパレードの石です。紫色以外も、すっごく渋くて可愛いよ。
これにはとても深い意味を感じますね。
日本人の魂をなんとか目覚めさせようという天の期待という意図を感じます、個人的には。

で、スギライトっていう石は、その命名の経緯そのままに、その「日本人に失われつつある奥ゆかしさ」を教える石ですね。
「癒しのパワーナンバーワン」とか言われて、三大ヒーリングストーンかなんか言われて、チャロアイト、ラリマーと共に、お高いお値段で売られているけれど、その意味する「癒し」というのも、自浄作用の強化なので、要は「気付きを促進して達観をさせる」ようなところがあるわけで、「いい子、いい子。」って、なでなでしてくれるわけじゃありません。そういう子供っぽさも大事ですが、そこを一歩進んだ人が持つ石です。
そもそも自分が強くなれば、少々のことでは「癒されたい」などというなまっちょろさは激減しますからね。
「癒しなど必要ない強靭な精神力が欲しい人」で、「常に自己反省ができる人」に最適の石かもしれないな、と思います。
そうじゃない人には、ただの紫の綺麗な石、になります。
強靭な精神力は欲しいですが、常に自己反省のできない私にとっても、ただの紫の綺麗な石と成り果てていることが多い石です^^^。

この辺りは、同じ紫のマーブル石、チャロアイトも少し似ているところがあるけど、達観という大人の技へ連れて行こうとするのは、スギ石のほうが強いかな、と思います。
チャロアイトは、別の意味で、厳しい石ですが。
(厳しい、というか、チャロって「ヒーリングストーン」という感じじゃないんですけど。こっちはこっちで、黒、紫、白が混在しているので、現実的な変化を志向する行動力がある人には最強の石かもしれないですが、果報は寝て待ての現状維持希望の人には向かないと思います。自分が率先して変わろうとしない人にはまったくはたらかない典型の石)
思いっきり「自己中」で生きていきたい!!内省など必要ない!!自分が幸せになれればそれでいいのだ!!それのどこが悪いのだ? という我欲むんむんに生きる決意の人は、スギ石なんて、持たないほうがいいと思います。
(でもそういう人は、そもそもスギライトに惹かれないと思うけど・・・)

「疲れてるんだから慰められたい、それこそが“癒し”ってもんじゃないの?」という段階の場合の適正石は、アンバー、ペリドット、トルマリン、シトリン、ローズクォーツあたりじゃないかな、と思います。

ちょっとだけ、自分も悪かったかも・・・、自分にも非があったから、こうなったのかも・・・という風に、目の前に起こる事象を、自分に起因する我が事として、受け入れようとする心の隙間を空けてあげると、スギ石パワーってのは、その裂け目からどくんどくん注ぎ込まれます。で、起こっていることの意味に気がついて、自分も周囲も、さらりと許す気にさせてくれます。で、そこから学習して、同じことを繰り返さないように努力をする・・・これを、人呼んで“浄化作用”、“癒し”といいます。
スギライトは、既成概念で物事を捉える頭の切り替えを促す石ですね。
だから「霊性向上の石」なのです。
霊感が強くなることと、霊性の向上ってのは、別のもの。
パワーストーン屋では、この辺も曖昧な記述をよく見かけます。

なので、「最強のヒーリングストーン」ってのは決して間違いじゃないかもしれないけど、その、「癒しの意味」を誤解させないように売ってくださいね、と、パワーストーン屋さんにお願いしたい筆頭の石でもありますね。
「浄化」というのは、本人に心を洗う気がなければ、自然に洗濯機に洗濯物を放り込むように石を身につけても、はい、一丁あがり、って具合には進まないものです。
洗濯機は洗濯モノを綺麗にしてくれるけどね。

パワーストーンって「気軽」ではあるけど、決して「手軽」ではないものです。
いくら瞑想上手になったところで、それはそれだけのこと。
悟りとか、霊的覚醒とか、宇宙意識とか、ワンネスだとか、そういうことを頭で知った気になるのも大事だけど、ものには順序というものがあります。理屈はどこまでいっても理屈でしかない。地上に物質としての肉体を与えられて生きる我々人間には、その前にすべきことがあるのが道理だし本筋。

だから、パワーストーンというのはホントにパワーストーンに成り得る存在なのに、いつまでたっても、その効果の部分を持ち出すと、プラシーボ効果とか妖しいグッズのように言われるんですよ。
普及する側、売っている側にも、もっと工夫が必要な分野の典型だと思います。
「分かる人にしか分からない」「人によって効果があるないに差があります」っていうのは、霊界的な発想で、逃げだと思います。
地上人たるゆえん、石に縁あって意味などを謳ってそれを商売にするなら、その差がなぜあるのかってところをちゃんと見つめて説明する気構えで売ってくれないかな、と思うんですよね。いちストーンフリークとしては。

私のこれはひとつの意見であって、こういう意見を「嫌だ」と感じるか、「まぁ、一理ある面はある」と捉えるか、人それぞれ、パワーストーン屋さんもそれぞれかな、とは思いますけれど。
私は、石が大好きだし、石を“理想を夢見る暇人のためのツール”にはして欲しくないし、石たちは現実に仕事したがってるのに、人間側が使いこなせてない、それはなぜなのか? って感じるからこそ、つい、言いたくなってしまうんですわ。その売り方に対しても。


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カテゴリ :  自己実現stone
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