他人が買う石

2007年07月17日 (火) 23 : 40
って、キョーミありますよね。

石好きになって、宝石フリークの頃はそうでもなかったんだけど、原石とか、ビーズに手を出し始めて自作するようになると、「ヒトは、何を選ぶのか?」っていうことに、すごく興味が湧いてきて、色々、プレゼントしたり、選んでもらったり、なかば押しつけがましくも、そうやって人様にイシをオススメする。
その延長線上にあるのが、今させてもらっているアクセサリ販売。
本当に、みなさまありがとうございます。
とにかく、とても楽しい経験をいっしょにさせてもらっちゃっています。

今回の話は、ネットを通じてのお話ではなくて、店置きの石アクセサリの話。
昨日、「ファイヤーアゲート」の話を書いて、思い出したんですよ。

何ヶ月か前だと思うんだけど、千駄ヶ谷のお店のほうにお出ししていた、「金さんご」を使ったネックレスというのがありまして。
(今は、その「三代目」を置いてあるけど、売れてないですね~~~。ま、当たり前かと)
この初代金さんごネックレスってば、すっごいレシピだったんですよ。

金さんご、金染め淡水パール、カーネリアン、サンストーン、ファイヤーアゲート、極めつけのファイヤーオパール、ってなひどい(?)レシピで、私としては、「まぁ、これを欲しいと想う人はそうはいないだろう」と。
こんなの、直感的に誰でもびびりますよね。
でも、見た目は枝さんごがひらひらでかわいいんですけどね^^。
私は、お店に出している石アクセサリには、レシピの意味は特に書いていないので、「純粋に」アクセサリとしてしか、石たちは見られていないわけです。

店に置いてもらってから、まぁ、それなりに目立つので、「あら、これいいかしら」というお客様は何名かいらっしゃったそうなんですけど、なかなか、購入するには至らない。そういう話を聞いていました。

それが、「売れたわよ~」のお知らせ。

どんな方が買っていってくださったのか、いわゆる、店主の知らない一見さんの場合は、何歳くらいの女の人、というくらいしかわからなかったり、彼女も憶えていらっしゃらなかったりなんですけど(当たり前ですね)、お馴染みのお客様の場合は、これこれ、こういうヒトよ~、という差し障りのない範囲の情報をいただけたりもする。

で、その「超ド級パワフル金さんご」ネックレスを買っていったのは・・・
なんとですね、あのあたりからおそらく原宿方面にかけての周辺に、いくつかビルを所有する「ビルオーナー」の、それもかなりご年輩の方だったのでして。
ふらっと立ち寄って、ネックレスが目に入って、手にとって、速攻買っていったそうなんですね。
「気に入れば」四の五のなく、いつもそうやって、値段に関係なく買い物をする方だそうで。でも、気に入らなければ、安い高いはまるで関係ないそうなので。

もう、この時点で、心の中で「やっぱり、そういうもんか~、金持ちはカネのなる木を知っとるのぉぉ」で、超納得だったんですが、そのアトに続いた言葉でさらにびっくり。
「これから、店子さんのところに、賃上げ交渉に行くんだ、って言ってた。」

この台詞に、アタマが噴火しそうでしたね。
ものすごい「武器」を、金持ちさんは直感的に悟り、手に入れるんだな~。と。「これから」その足で突撃モードの直前、ですもん。凄くね?^^
お金持ちがお金持ちたるゆえんかもしれませんね。
でも、このレシピって、たぶん、このくらいのスケールの話じゃないと、意味ないレシピだよな~・・・と、自分で作っておきながらも、妙に納得したというか。
たぶん、賃上げ交渉は成功したはずですよ。そんなことまでは聞けないですけどね^^。


・・・というわけで、
ヒトは必ず、「その人に必要なタイミングで、必要な石を手に入れている」かどうかはすべてではないかもしれませんが、その確率は高いと思いますね。
「気」に「入る」。
これが、石選びには、すべてといっても過言じゃないかも。


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カテゴリ :  石のホント or はてな?
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