鍵が一本に。

2017年06月10日 (土) 22 : 15
(お写真は、東京体育館の向こうの、国立競技場の建設現場のクレーンなど。以前よりクレーン台数が増えております。雲が、なんとなくですがUFOみたいだな、と。よく「擬態」と言われているタイプの(笑)UFOかもしれなかったりして)



本日はようやくですが、旧宅の明け渡し日。

旧宅と新宅を行ったり来たり。
引越先への移行期間に丸々一ヶ月を費やしておりましたが、いよいよ、家の「鍵が一本」となりました。

旧宅の鍵を不動産屋さんにお返しして。

あ、もう二度と、私のこれからの人生において、ここのドアを開けることはないんだな。

瞬間的に。そう思いました。

鍵が二本の生活の一ヶ月。
なんだか楽しかったな。



旧宅を完全に「カラ」状態にして、その中にひとり、ぼんやりいた時に。

死ぬ時、この世界を去る時ってこんな感じなのかな~、と、思っていたり。
たぶんそうだと思います。

なにひとつ、もう自分の持ち物はなく。

だけど、ちょっとそんなシン、とした気持ちになりながら、旧宅の扉を閉めそこを出て新宅に向かい、新宅の玄関扉を開ければ、すぐさまもうそこには、違う世界が形になって存在していて。

ただいま~、と。自然に言葉にして言っている自分。
そこにはもう、今、旧宅を出る時に感じていた思いとは別の感覚があり。

その時にも思ったわ。

死んでも、きっと、こんな感じ。

なにひとつ、持ち物無く、裸一つで還ったはずなのに。

またそこに、違う世界が展開しているのだと。

そして、きっと出てくる言葉は、「ただいま~。」なんだと思うな。


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カテゴリ :  私の体験(石系 & スピ系)
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