
パワーストーン・ワークスのごくごく、初期の頃かな。
私も有頂天だったと思うんだけど、お客様の中にも^^有頂天な方がいらっしゃって。
うちで石アクセサリを購入していただける以前は、都内ではもうその頃にはそこそこ有名店だったお店で石ブレス作ったりしていたらしいんだけど、私のところの石アクセを身につけるようになってから、どんどん願いが叶いだした^^っていう。
実録のように、毎月毎月、報告してもらっていて。
「そんな話はブログのどこにもないじゃないか」と言われそうだけど^^。
うん、ないのよ。
その理由は…まぁ、以下をお読みいただければ、おわかりいただけるかと。
行動力のある方で、念願だったらしいご自分のお店を、都内の一等地にかまえたり、けっこう派手派手な感じの方だったんですね。
で、そりゃ良かったですね~、って、あたしもそれはそれで喜んでおりました。うちの石アクセでどんどん望んでいる願いが叶っていく人がいる、なんて、そりゃ制作者冥利につきる話じゃないですか。現実に証明してくれている人がいらっしゃって喜ばないわけがないですよ。
ところがですね…。
有頂天という名称の石アクセサリがあって、それをゲットされて。なにやら、その方がどうしても叶えたい状況が叶った!! みたいな話? だったのですが。まぁ、恋が^^うまくいった、みたいなことだったんですけれど。
なんかもう、この世の春状態で。
その彼へのバースディプレゼント用ブレスも^^ご依頼いただいてお作りしましたからね。今でもその石組みまで憶えてますもん。
あたしはすでにそういうことに醒めたオンナでしたので(これはもちろん恋愛否定ではないですよ。ですが、パワーストーン・ワークス始めている頃は、男子への恋心に浮かれる類のことはもう忘却の彼方の淡い思い出っていうか^^)「女子というのはそんなことが嬉しいのか」という^^なんというかまぁ、上から目線というのではなくて、自分がそういう世界からとんと離れちゃって、且つ、その類に関しての期待がとくにない状態ですとね、そういう手合の幸福のようなものへの羨望がなくなるんですよ。ただ、恋がうまくいって素直に喜んで幸福絶頂でいる女子の遠慮のない幸せそうな姿は、好きですよね。
でも彼女は、ソレ以降の下降線が凄かったんですよね。
有頂天が絶頂、そこから、どん底へと向かっていくの。
本人談で、詳しくはもちろん知らない。だけど、見た目だけ見たら、離婚(有頂天の相手は要するに旦那さんじゃなかったの^^。でもこれが原因での離婚ではなく、離婚そのものはソレ以前からのふたりの関係性の中で決めたことではあるらしく。だいたい離婚した、って聞くまで、結婚してたんだ~ってことじたい知らなかったし)、お店の経営難、そして廃業…まぁ、色々失っていく流れになったわけで。
話をお伺いしていて、石アクセサリをわんさかご提供していた自分にも、なにかしら責任の一端はあったのかもしれない…ってね。
私も切なくて悲しかったですよ。
最後に、電話でなに話したかなぁ。
落ち込んだ彼女から、かかってきた電話。
その経験は、必ず無駄じゃなくて、すべて意味の有るすばらしい経験、かけがえのない経験で、今はわからなくても、先々に必ずその意味がわかる時が来るから、みたいな慰め方をしたのだけど。
でもさ、願いが叶うよ! みたいな魔法グッズをさんざんご提供しておいて、その言い草もないよな~…って、自分で言いながら、そんなことしか言ってあげられない自分の無力さを感じてましたよね。
状況そのものを、具体的に現実的に変えてあげることができないんだから。
今、目の前だけ切り取って見てしまうと、ド不幸のドツボであっても、のちにその経験が感謝の対象になる日が、必然だったと思える日が必ずやってくること。そんなスピリチュアルのお題目を、今まさに意気消沈している人に伝えることは、こちらも胸が苦しくてとても上手には伝えられない。でも言ってあげられることは、それしかなくて。
さすがに、「その悲しみを癒やす石は…」なんて^^言えませんでしたよ。そこまで商魂逞しく図々しくなれたら凄いけど^^。
有頂天あたりで、話を聞いていて…「こりゃちょっとやばいかな」とは多少かすめてはいたんですよ。
確かに目先の願いは叶ったかもしれないんだけど^^。
なにかしらの、あやうさ、はかなさを、感じていたことは感じていたんですよね。確かに叶いはした願いではあったんだけど。
またそういう我欲な願いもどんどこ叶えちゃう石アクセサリを作ってしまう自分が…「これはどうよ?」みたいな思いもあったり。
でも、私なんかが仮に「転ばぬ先の杖」的な老婆心はたらかせて説教めいたこと言っても、たぶん伝わらなかったと思う。
その後、その方は、うちの石アクセサリをご購入されることは…たぶんもうなかったと思います。いや、一度くらいはあったかな。うろ憶えですが。
でも彼女は、一度もおっしゃらなかったんですよね。
願いなんて叶えなきゃ良かった、石なんて買わなきゃ良かった。と。
もしかしたら、心のなかでは少しは思っていたかもしれないけれど。でも、そういう後悔の台詞、恨みがましい台詞は、彼女からは一度も聞かされることはありませんでした。
願いを叶えることも、失意のどん底に落ちることも、すべて自分がそうしたこと。
という肚が座った方だったのだろうと感じる。人のせいにしない、自分で解決策を模索していける。立ち直って、また歩き出せる。
また、そういう人だから、次々に、自分の望みを叶えていくことができたのだと思う。
そこから何年経ってたんだろう。5年くらいでしょうか。いや、もっとかな。
本当に、偶然。信じられないくらいの偶然に。
その方の、ブログを。偶然見つけたんですよ。
また結婚して。外国人の方と。日本を離れて渡米されてました。幸福そうなお写真と、日常のアメリカでの、ほのぼのとした生活がそこには綴られていて。
びっくりして、そして心から、ほっとした瞬間でしたね。
「おめでとう。良かったね。」
と、嬉しくて、胸が熱くなりました。
うちの石アクセサリは彼女にとっては、トラウマかもしれないけれど^^。
もしかしたらたぶん、彼女のガイドさんが、あえて選ばせていたのかもしれない。
なにかしらのサインは必ずあって。奈落の底はひといきには来ないから。必ず前フリがどこかにあって。
それでも言って聞かなきゃ実地で落っことす。厳しい愛の高次ガイダンス。
でも、必ず、立ち直ってまた登ってくる時に、しっかり、眩い輝きを見つけられるように、次の光は用意されている。
私はそのブログはブックマークせずに、ページを閉じました。もちろんコメントもせず、コンタクトもしておらず。
なので、今現在はまたどうなっていらっしゃるかは存じ上げませんが。
あの石たちに後押しされて憶えたバイタリティ、行動力、そして、夢を叶え、夢中で愛することができる人を得て、それらすべてを失ったどん底経験から、それでも真新しい自分の世界を見つけることができ、そこへ飛び込んでいける勇気があるなら。心配は無用。
いつだって、彼女には有頂天はやってくるような気がします。
天は涙をこらえて我慢して泣かないで心を閉じたまま現状維持している人よりも、正しい正しくないの理屈を越えて、泣く時には泣き、笑う時には思い切り笑う、人生の瞬間瞬間を謳歌する、まさに「今の自分を正直に生きる」人を味方するのかな。
傷ついたり、傷つけられたり。誰かを愛する喜び、愛するからこその苦しみを知り。夢をかなえる喜び、かなえた夢でも失う悲しみ。成功したり失敗したり、それらがすべてかけがえのない魂の勲章となっていきます。
そんなことを、思います。
もう「時効」かな~、と思って^^。絶対本人はもううちを見てないと思うし。記事にさせて頂きました。
(もし見てたら許してね♪)

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カテゴリ : 私の体験(石系 & スピ系)
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