
希望の石、アマゾナイトの登場です。
アマゾナイトは、微斜長石(びしゃちょうせき、microcline、マイクロクリン)といいまして、長石グループの鉱物で、三斜晶系のカリ長石です。つまりフェルスパー、ムーンストーンやサンストーンなどとの親戚のようなものでもあります。
主な産地は、ロシア、ペルー、ブラジル、などの鉱物大国的な産地からはもれなく産出しますが、それらは近年は美しい原石が枯渇中で流通減の様相があります。その代わりというわけではないけれど、昔はまったく流通のなかったクォーツとアマゾナイトに浸透したタイプのアマゾナイトシリカや、比較的流通があたらしいモザンビークやウィグルなどからも美しいアマゾナイトが届けられるようになっています。
(多くの他の石が、この10年くらいのあいだに美しい原石がどんどん枯渇状態になっていって価格も上昇している中で、アマゾナイトだけがなぜか、こうした高品質で美しい新種がまだ新しく市場に出てくることじたいが、天のはからいかと感じるところがあります)

一般的に言われる意味は、「ホープストーン」、希望の石、です。
浄化作用が強く、持ち主さんの中を流れるアグレッシブなエネルギーの流れに気づかせる石。
また、精神と肉体、男性性と女性性、陰と陽、など、この世において対極にあると思われるエネルギーのバランス感を整える石としても有名です。「中庸」と呼ばれるものでしょうか。
アマゾナイトがホープストーンと言われる理由は、この対極のバランシングと、その人にとっての真実を正しく理解することを促す、この石のエネルギー特性からなのだと思います。
なぜなら私たちは、その人その人が、その人の真実の道を生きることが、何よりも”その人にとっての希望の道を歩く手法”だからです。
そして、のどのチャクラ、ハートのチャクラに主に働きかけ(アマゾナイトは全チャクラ石ですけれど)その人がその人の真実を語る勇気をもたせてくれる石。

考えてみると、いい意味で、いちばんパワーストーン的な役割もった石、それがアマゾナイトなのではないかしら・・・とも思います。
性格的な明るさや精神面での柔軟性と強さを高めてくれる、思考の明晰性を高めてくれる、自己表現力の向上、決断力を生む、など、いろいろ”人が生きるにあたり持ってると良さげに言われる要素”がありますけれど…、その真逆の要素に満ち溢れた人間だと^^ご自身のことを感じる方にとっては、救世主のような石だと思います。
文字通り、希望の石なのです~。
(ちなみに…明るいとか強いとか思考明晰とかこういうのも、そのようなモデルケースに観える人のようにそっくりさんになることが、その実現…というわけではありませんよ。”あなたらしく、そうある”という感じかな…だから、こういうのは、身につけても「?」ってわからない人も多いかもしれないです。”ポジティブなあり方”そのものが^^その人の中で虚飾されていたり無理していれば、きっとそこが是正されますよ)

その昔、石ビーズのアクセサリを作り始めた頃、アマゾナイトは自分的定番石なところもあって、よく取り入れておりました。
よっぽど^^「希望なんてない」人間だったんじゃないかしら、って思います。
…というような、「希望が欲しいから」という理由で、アマゾナイトを手にしていたというよりは、私個人は、物理的事情のほうが大きかったように思います(笑)。
実情として^^自分は10年以上前は水色系、ブルーグリーン系の石が妙に好きだったので、なにかとソレ系が欲しかったわけなんですが、当時からラリマーはすでに気軽とは言えないお値段で激高だったし、財政事情として自分が無理なく手にすることができる綺麗な石がアマゾナイトだったというのがありました(笑)。
(当時の私としては、ラリマーの高品質品などは…まさに買えないレベルの高嶺の花石でありました。買える日が来ると思っていなかった(笑)です。今はそういった石もふつうに仕入れができるようになりました。そうなってみると…それが私の希望や目標だった、というわけではないのですが、ずいぶん進化したと思います(当社比))

ただ不思議とですが。これは負け惜しみでもなくて。
当時から大流行でしたそういった高額ストーンに手が届かない~~~…っていう自分を、それでも不思議と嘆くことがなかったのが、今思えば本当に不思議です。
昔の自分でしたら、「買える人もこの世にはいっぱいいるのに、自分は貧乏で買えない」という^^目の前の自分の現実を、絶対に呪っていたはずなんですが。はい、絶対にそうなっていたと思います。

しかし…アマゾナイトのエネルギーのおかげ^^だったんでしょうか。
そのテの他者と比較しての劣等感というものを、石に関しては、本当に感じることがなかったんですよ。
どの石もどの石も、仕事をやっていく中で順繰りに、出会っていくことができました。
出会う石出会う石、みんなかわいくて仕方なかったです。
でも、自分自身はそんなレベルなのに、「石は凄いよ」って人様に伝えることができる人間なのか? って普通は臆しちゃいますよね? そして、こんな種銭を必要とする仕事はまず絶対にやろうとしないと思います(笑)。
私は…過去にもわりと再三お伝えしている話ですけれど。
ほんとうに文字通り、この仕事に関してですが、すべてにおいて「ゼロから始めた」のクチですよ(笑)。
金なしコネなしスピリチュアル的な才能も…本人は自分であるって、そう感じて何よりも自分がそうわかって信じているだけで、どなたかのお墨付きや後押しをいただいたり、神や天使や高次のアセンデッドマスターが眼の前に出現して「これがあなたの使命」と任命されただとか^^そんなんじゃないですし(笑)。
クレアボヤンスとかだって、ようやく「へ~これがそうだったのか」と後学でわかったような^^そんな感じでしたし。

だから、「お金がなくちゃ、才能がなくちゃ、夢が叶えられない」とか、お金や時間や才能がないことを理由に、やりたいことを見て見ぬふりしなくても、お金や時間がなくてもそれが心からその人の本当にやりたいことであるなら(だいたいそういうのが高次ロードであることも多いのよ。現実的にはちょっと無理な感じも最初はあるの)私は、それは叶えられるよ、って人に言える人間です。
自分がそれをやってきたからです。だから正直、誰でもできることだと思います。
あと、「才能」というのは(笑)これは…仮にどれだけそれが先にあったとしても、まず、他者に信じてもらう以前に…本人みずからが曇りなく、それを信じることができて、そのように行動できなければ^^まったくこの世でそれが活かされることはありません。
偶然どこかで出会った見知らぬ誰かが「あなたは凄い才能の持ち主」と見出してバックアップしてくれるとか(笑)寝ぼけた夢は見ないようにしてください。こういうシンデレラストーリーこそが、実はこの世ではわれわれの多くの囚われを生み出す魔の刷り込み^^ですから。
(アマゾナイトを身に着けて、いっこうに自分の才能が上向かないチャンスも出てこない…ホープストーンなはずなのに…いらいら…なんて場合には、もしかすると、上記のような幻想が(笑)打ち砕かれている最中…なんてことも?! あるかもしれませんね)

私はアマゾナイトのその「希望の石」と呼ばれる部分に、特に期待していたわけではないのだけど、気がつけば、なんだか希望の中をわくわく生きるようになって、今に至っている感じがします。
石にそんな力があるわけがない・・・と思いながらも、「もしかしたらあるんじゃないか」って^^アマゾナイトを見て思えるのであれば、そのアマゾナイトは、その方にとっての、幸運を運んでくるストーンだと思います。
希望っていうのは、持ちたい、って思って持てるものじゃないんですよね。
「自分の中から出てくる、見つける」そういうものだと感じます。
アマゾナイトは、そういう思考回路を持てる感性をサポートしてくれるんですよ。

自分の中から出てきたそれは、「これは希望だよ」ってよそから押し付けられたものとは違うので、自分にとっての希望、っていうのでしょうか、そういうものに関して、人と競争したり比べたりしなくてもいいことがだんだんわかってくるんですよ。
で、それまで自分が希望だとか理想だとか思っていたことが、けっこう「世間の目」じゃないけれど、どこかで誰かが言ってる? これが幸福の基準よ、みたいなものに感化されて創りあげていた幻想だった、ということがわかってきます。
たいてい、そういった基準的なものとの比較で、自分の幸不幸を私たちは決めつけがちになっているだけです。
「自分に正直になろう」というけれど、そもそも、私達には何重にもそういう、自分の思考を左右している外側からの価値観があるから、なにが自分の本心で、どういう状態が希望なのかも、だんだんわからなくなってしまうんですよね。
アマゾナイトはそういう混乱をすっきり整理してくれる石でもありますので、きっと見つけられるんだと思います、その人にとっての、希望の光というものを。

この記事のシェア&ツイートfacebookでシェアTweetする
カテゴリ : 石の意味
follow links
FB page
Google+Go to top of page