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2009年09月20日の記事のリスト

クレヨンしんちゃんが心配

2009年09月20日 (日) 09 : 09
・・・ではなく、その作者の臼井儀人さんが、行方不明になっていて、登山中に転落死亡した可能性があり、現在、遺体の身元確認中・・・というようなニュースを目にして。
ご無事だといいのだが。人違いだといいのだが。
でもおそらく・・・・ご本人の可能性が高いから、ニュースになっているのだろう。。。


この漫画家さんに面識はないけれど、あたしにとっては、クレヨンは非常に思い出深いアニメなのである。
なぜなら、その昔、あたしの作詞家デビュー作は、なんとクレヨンしんちゃんのアルバムの中の一曲!! だったのだ。
この漫画がなければ、おそらく自分、職業作詞家にはきっとなっていなかった、と思う。


ひょんなことから、「コンペなんだけど、書いてみる?」とお話をいただいて、それまで、なんとなく流行っているらしいことだけは知っていたクレヨンしんちゃんの単行本を2冊買い、それだけで、書いたら、それがコンペを通ってしまった。
あの、のはらしんのすけが、あの声で、歌っている・・・・^^。
なんとも複雑な感じであった。


その後も、クレヨンの映画のエンディング・テーマに起用されたり(これは、恥ずかしながら、映画館に見に行った^^。大きなスクリーンの最後に、だらだらっと、楽曲が流れ、テロップに曲のタイトルと自分の名前を確認した時に、自分はこういう「別世界の話」だと思っていた現実の中にいるのだわ・・・と思いつつも、あんまり現実感がなかったけれど)やっぱりアルバムの中の楽曲に、何度か書かせてもらったり、なにかと、お世話になっていたりする。


職業作詞家の活躍のステージがどんどん狭くなっていった時代、いわゆる作家の冬の時代だったため、やたらに、その後もアニメ系の仕事は多かった。
で、不思議と自分、なぜか「主題歌」ではなく、「エンディング・テーマ」に起用される確率が高く、こう、番組の終わりにその楽曲が流れる時に、なんともはがゆい気持ちになることが多かった。
エンディングがらみだけで、憶えているだけで、上記のクレヨン映画も含めれば、5曲くらいあるような・・・。
ちなみに、「主題歌」「テーマ・ソング」は、ひとつもない^^。


自分の場合、アニメそのものを、まず、知らない。
だから、歌詞を書く時には、実は「想像」だけで書いていた。
いちばん最初のクレヨンの時には、参考に単行本二冊を購入したりもしたけれど、その後は、受かるか受からないかわからないコンペなのに、いちいち、お金かけて本買ってられるか^^みたいな感じで、ディレクターの子に、そのアニメやゲームの概略と、曲の目指す骨子だけ聞いて、適当に書いていた。
ときめきメモリアルだとか、そういうゲームなんかはまったくやらないし^^、だから、自分で書いていながらも、「ど~して、それで、エンディング?」とは、思っていた。
アニメファン、ゲームファンの方々には申し訳ないけれど、歌の歌詞など、個別のストーリーへの「思い入れ」や「知識」は無関係なのである。
主人公の名前さえ知らなくても、なんら問題ないのである。
データ集めよりも、自分は、自分の感覚だけで勝負していた。
単純に本を買うお金がもったいない、本をわざわざ読むのが面倒くさい、というのもあったけれど。


エンディング、って、要するに「そこでいったん〆」なので、つまりまぁ、そのアニメなんか全体に流れる「言いたいことの核心に近いもの」とか、「普遍性のテーマ」とか、「先に繋がる可能性の示唆」なのである。
よく知らずに書けたものだ・・・と、今でも思う。


「エンディングなんて、人の記憶に残らんじゃん。」
と、その当時は、「主題歌は人は聞くけど、エンディングは、ああ終わった終わった、って、流れちゃうよな。誰も聴かない」というのが不満で、はがゆかったのだったが、まぁ、それはそれとして、今思うと、たぶん、この頃の、「一を聞いて十を想起する」修業が、なんとなく現在の石アクセサリ作りにも、役立ってはいるのかもしれない^^。




ところで、
話はまったく変わって、現在も、「パワーストーン・ワークス ポートフォリオ」は続けているけれど、これ、ピックアップしている基準は、主に「写真」です^^。
写真がうまく撮れていないものは、そのアクセサリじたいに、どんなに自分が萌え状態でも、却下の対象になっちゃっています。

※訂正です
思うところありまして、AmebaのほうからFC2のほうに引越しして、新たにFCの

パワーストーン・ワークス / ポートフォリオ
http://powerstoneworks.blog74.fc2.com/

↑こちらのほうで、やっていくことにしました。
訂正するが遅れてしまい、すみませんでした。



決して、出来不出来、好き嫌い、その石組みの効力^^というような基準ではありません。
「写真うつりが、自分の未熟な撮影の腕前としては比較的良かったほうかな? これは・・・」どうかなのでして。


もし、当時ゲンブツを買ってくださった方の中に「自分のが一向に出てこないのは、たいしたアクセじゃなかったからなのか?」などと、思っていらっしゃる方がいたとしたら、それは誤解です。
ということだけ、お伝えしておこうと思って。




今日はこれから、今月末アップ予定の、新作アクセサリの、撮影会^^。
「え? もう?」
と驚かれるかもしれませんが、シルバー・ウィークが終われば、みなさん、9月ももう終わりですよ。
早いですね。


ちゃんと撮れるか、ホント、毎回毎回、緊張でして。
真面目に、石の写真撮影が、自分にとっては、毎回毎回、課題だらけなのである。
「本当はジツブツはこんなに綺麗なのに、綺麗に写してあげられなくてごめんよう。」な、アクセサリが、必ず毎回毎回、出現する。

彼らは私の手元を離れる予定で、この世に存在することになった石アクセサリなわけで、石アクセサリの写真は、自分にとってはエンディングなんだから、しっかり、みなさんに伝わるように、「感覚勝負」だなんていい加減なことを言ってないで、精進しなくてはいけませんね。



P.S. 自分の思い出話に思いっきり走ってしまった感のある記事でしたが、その肝心の臼井儀人さん、発見された遺体はご本人と確認されたそうです。。。ご冥福をお祈りします。
彼岸は、海、山、、、、、人工的でない場所は、よりあの世に近い・・・・・・・のかもしれません。
夏のお盆の最中は海に入るな、と、子供の頃、言い伝えがあると聞いたような、聞かないような。(お盆過ぎはクラゲが発生するからだということでもあるらしい、とも聞いたけれど)


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