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2006年07月19日の記事のリスト

石を持つと、本当に運が良くなるのか?

2006年07月19日 (水) 05 : 04
実は、ここから下の文章は、「ワタシがどうしてもパワーストーンの本を出版したくて」いろいろな出版社さんに営業をかけていた原稿の一部です。
温存しておいても、すぐに出せる兆しがあるわけでもないのと、昨日のブログにコメントをくださった彼女のために、ワタシはもしかしたらこの文章を書いていたのかもしれないな・・・と思いましたので、若干、文体が違うというか、まぁちょい固い感じがする文章ですが、読んでください。

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 これは、パワーストーン持つ人の捉え方に大きく左右される部分もありますが、いや、でもこれはまさに「石の仕業に違いない」としか思えないようなことが、多々あります。
 いわゆる、「偶然にしては、凄すぎる」というヤツですね。
幸運、不運、というものは必ずワンセットになって訪れる性質があるように思います。
 で、たいてい、私たちが避けて通りたいと願う「不運」に見えることのほうが先に姿を現すことが多いです。
 この法則に気付いてそれを乗り越えることができる人を「運のいい人」と言えばいいのでしょうけど、たいてい運のいい人は外側から見ると運のいい面ばかりがクローズアップされていることが多く、そういう人がパワーストーンを持っていたりすると、「パワーストーンがあれば運が良くなる、幸運ばかりが舞い込む」と単純に思われてしまいがちだったり、パワーストーンを売るサイドとしては、「誰々も持っている幸運の石」というキャッチフレーズを、格好の宣伝材料にしちゃったりもするので、その石の持つ本質的な働きに目が向けられないことがあるんですよね。

 私が経験したケースをお話します。
 これは、どう考えても私の力ではない、石がサポートしていた、としか考えられない、その、「不運の次にやってきた幸運」のケースです。
 私が単純に、綺麗な指輪だったからという理由で買った、シトリンとブルートパーズの指輪の話です。
 それは、私が生まれて初めて「営業マン」として就職した会社に、通い始めた頃でした。とある金融商品を扱う、いわゆるベンチャー企業だったのですが、事務職の募集で面接にお伺いしたところ、その会社のCEOに、「君、営業に向いてると思う。営業で採用したい。」と言われたのです。
 その頃、私は作詞の仕事もぼちぼちと続けながらも、安定収入もやっぱり必要だしー、生活もあるしー、という程度の職探しの意識でしたので、にまぁそれで雇ってくれるなら雇われてもいいか、という安易な感じで、営業なんてやったこともないのに、じゃぁお願いします、と、そのベンチャー企業に雇われることになりました。

 で、その当時、何気なく買った、シトリンとブルートパーズの指輪なのですが、一目惚れでした。会社の帰りに、ふらっと立ち寄った、宝石屋さんで、買いました。
 パワーストーンとしての意味を調べてみると、これまた結構な内容でした。
 シトリンは、活力を与え積極性を生む石、富と財産、繁栄へとまっしぐら、ブルートパーズは、自信と信頼と成功を実現する石、コミュニケーション力を発揮して、明確に自分のビジョンを伝えることができる実行力、表現力を養う、などと、あるではないですか。
 私は、何気なく選んだとはいえ、「これはまさに営業マンに必要な素養そのものではないか~!」と、当時、自分の石を見る眼に有頂天になったものです。偶然、意味もあまりよく調べずに買ったわりには、出来すぎ。
 「自分に必要な石は、ジャストのタイミングで手元にやってくる」
 パワーストーンとの出会いの法則発動、でしたね。

 しかしその会社で、私は結局、3ヶ月の試用期間が終わるまでにに契約ノルマを上げる見通しが立たず、なんとなんと、3ヶ月いっぱいの試用期間満了日を待たずに、「明日から来なくていいから」というクビ宣告を受けたのでした。しかも、なぜか「自主退職」の名目で用意された書類に、サインまでさせられて。
 まだ陽光降り注ぐ明るいうちに、もう帰っていいよ、と言われて、後片付けもそこそこに、追い出されるようにその会社を出たのです。
 とぼとぼと歩きながら、考えました。
 能無し扱いされ、突然、しかも解雇を言い渡された即日にオフィスを出て行けと言われ、職を失い、明日から突然失業者・・という、しかも自ら望んでそうなったわけではない、という悲しさ。惨めさ。努力はしていたつもりだったのに、一向に取れなかった、契約。

 ここまで聞くと、シトリンとブルートパーズ、駄目じゃん、って思うでしょ。何が、富だ、繁栄だ、成功だ、実現だ、って感じですよね。
 当時の私は、自分の指に光るシトリンとブルートパーズの持つ意味そのものをもう忘れていたし、この話だって、ずーっと後になって、「ああ、あれはそうだったのか。」と思い出した話です。
 で、会社をクビになり駄目人間のレッテルを張られ、多少は打ちひしがれていた私ではありましたが、でもなぜだか不思議なのですが、ここまで強引に酷い目に合うってことは、きっとあそこは居なくてもいい場所だ、自分には何か他に道がある証拠だ、と、根拠もなく、ネガティヴの権化の私にしては、めずらしく不思議なくらい楽天的に考えていました。

 そしてその後暫くして、別の会社の「金融営業」募集広告を見つけ、洒落で応募しました。その会社が、そういった事業を始めていたことは、そのクビになった会社に居た時に、日経新聞の記事で読み、こういう大きい会社がやれば簡単に何十億、って単位でお金って集まるんだよな~、と、溜息をついていたことを思い出したのです。
 大手の不動産会社だったし、ぜーんぜん、採用されるつもりはなかったんですけど、私としてはたった3ヶ月足らずではあるものの、せっかく身につけたつもりの、私程度の持つ経済・金融知識というものが、実際世間ではどういう扱われ方をするのか、を知りたかったんですね。採用されたい、というよりも、そちらにものすごく興味があった。
 そして採用試験、面接を受けることになったのですが、5人一組の面接で、そこに集まった面々は、そうそうたる営業マン経歴の女性たちばかりで、営業経験3ヶ月弱の私が、なぜこの面接の場に呼ばれたのかさえ謎、という雰囲気でした。
 ここは、普通に気後れしてしまうような場面だったのですが、なぜだか、その場では妙に意地悪な質問をする部長と波長が合う、というか、最後には私とその一人の部長だけが話してる状態になってました。

 私は、3ヶ月で自分が全然契約を取れずにクビになったことも話したし、だから、ここの営業にも自信があるかと言われれば、懐疑的だ、とかなりネガティヴな意見を述べたのですが、その意地悪な部長は、「大丈夫、うちのならね、売れるんですよ。信用がありますから。」と、こっちが拍子抜けするような感じで、にやっと笑うのです。
 後日、採用の知らせを受けた時は、ううむ、なぜ私なのかがよく分からんが、せっかくだから働かせてもらおう、と出社し、その会社には結局その後5年もいたのでした。

 それから、私がクビになった会社の後日談。新しい会社に採用された何ヶ月か後のテレビニュースで知ったのですが、そこはいわゆる「詐欺」会社だったのです。当時その会社に残っていた人たちは、警察の取り調べなど、缶詰にされて大変な思いをしたことを、その後新しい会社で働き始めてから、偶然、私が働いていたビルで、その悪い会社の元同僚に再会した時に聞かされました。
 下っ端の営業マンは、自分たちがそんな詐欺まがいに荷担していたとは露ほども知らず、「当時はキツかったかもしれないけど、あの時あのタイミングで、あの会社を辞めることが出来ていて、君は正解でしたよ。すごい、運がいい人だなあ。」と、言われました。
 ね。新しい会社の面接で、ブルートパーズはコミュニケーション力を発揮し、シトリンは、あんなどう考えても相当自信を喪失させる状況の中で、不思議と私にポジティブなものの考え方を自然にさせて、3ヶ月でクビになった仕事と同じジャンルの仕事をまたやってみよう、などという無謀なバイタリティーを私に与え、その後、なぜか採用してくれたその会社で私に富をもたらしたでしょ。

 でも、これは、私が後に「そういえばそうだった。」と、思い出して、改めてパワーストーンの働きに頭が下がり、感謝の思いでいっぱいになった話で、当時は、その指輪をしていることの意味との繋がりになんて、まるで気付いていませんでした。
 偶然、私がクビになった会社の元同僚と引き合わされ後日談を聞かされたのも、石が、手柄に気付いて欲しかったから、だったんだと思います。
 この話からも分かるように、パワーストーンは、本人が意識する、しない、に関わらず、実は思いがけないところで、その思いがけない本領を発揮している、というのが、実情なのです。
 そして、そのほとんどは、本人が気が付かないうちに過ぎ去っていくような働きです。 私が、ずっと気がつかなかったように。

 つまり、ひとつのアクションの結果の様相だけを見て、単純に不運、と決められないということです。パワーストーンはその本人に適する道探しのサポートを、持ち主がパワーストーンホルダーとなった時からし続けていることは事実なのです。
 私がゲン担ぎで買ったシトリンとブルートパーズの指輪は、当時の私が「今、目の前にある仕事での成功」だけが自分の幸運に繋がっている、と頑なに近視眼的に信じているだけであれば、私に「幸運」は準備しなかったと思います。というより、そうであれば「幸運」に気付けなかったはずです。
 結局振り返って考えてみると、そのベンチャー企業にノルマを達成して居つづけていても、あとから数ヵ月後にやってくる警察の取り調べなんていう災難があって、そして結局はどちらにしても職を失っていた、というダメージがあったわけですし、そんなことがあってから職探しをするのは、もっと複雑なトラウマを抱える結果になっていたと思うのです。その会社では「成績を上げられなかったこと」が、逆に幸を相していたわけです。
 で、彼らパワーストーンたちは、私をそんな災難に遭わせないように、駄目営業マンにしてそこから離れさせ、次にラッキーな道を準備してくれていた。としか、考えられなくないですか?

 これって、単なる偶然でしょうか。
 そんなに偶然って、小気味良く重なるものなのでしょうか。
 それとも、この話は、私がたまたま驚異的に運が良かったというだけの話で、たまたま偶然に、その意味がしっくり重なるパワーストーンをジャストタイミングで手に入れていただけ、の話なのでしょうか。
 でもこれは、私が、「クビになった屈辱感というショック」を持ち続けて、その目の前の不運を嘆き続けていたら、せっかく石が、本領発揮をしようとしていても、その機会を私が自ら逃していたことになるのです。
 つまり、パワーストーンは、必ずその持ち主に見合った幸運への手引きはしているのだけど、結局、現実的にその運を掴むことを選択するのは、人間次第、ということです。
 単純な話です。

 だから、「石を持つと本当に運が良くなるのか?」というのは、本当になりますよ、でも、不運のところで立ち往生しないで、どんどん先へ行く好奇心というか、とにかく立ち止まってしまわないこと。不運にしか見えないことを嘆かないことを、条件として要求されると思います。
 これは、「自分では動いたり」「喋ったり」「歩いたり」できない石だからこそ、持ち主が「動くこと」で持ち主の「運」を動かし、持ち主と共に、変化し成長する喜びを、一緒に石が実現し、経験したがっている証拠なのです。
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石を持つと運が良くなる、というのは、本当です。
但し、それはたいてい自分の「行動、環境の変化」が伴った時に、「不運」と「幸運」のセットで用意されているので、「不運」は逆に「幸運」へのチャンスの兆し、くらいに考えましょう。
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カテゴリ :  石のホント or はてな?
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