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アベンチュリン

2006年02月18日 (土) 11 : 15
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和名は砂金石と言います。別名インド翡翠とも言われますが、翡翠とは何の関係もありません。
ヘマタイトやゲーサイトという鉱物の細かい結晶のインクルージョンによって、アベンチュリンレッセンスというきらきらと光る効果があります。
昨今、巷で出回っている「アベンチュリンクォーツ」というのは、このアベンチュリンレッセンス効果がフックサイトという鉱物の細かい結晶のものがほとんどのようです。なので、元祖アベンチュリンとは微妙に違う石ですが、アベンチュリンって呼ばれています。確かに、昔買ったアベンチュリンは、なんとなく茶味がかっていて、色が濃い緑だったのですが、近年ものは、薄いものが多いみたいですね。

アベンチュリンは、その緑色が示すように、愛の石。
愛、といっても、ピンクのローズクォーツ的な男女感覚ではなく、懐の深い愛。
この「愛」っちゅう言葉は、男女絡みの場合は使いやすい言葉なんですが、私の私見ですが、男女の愛ってのは、本来の「愛」の意味するところから、いちばん遠く離れたもののように感じますね。

私は作詞家なんで、そういう「オトコとオンナがらみ」の歌詞はたくさん書かされた、いえ、書かせていただいてきたと思うのですが、いっつも心の中で「けっ」みたいなところがありましたね^^^。
不倫の愛を書いてください、とか言われて、「そんなことしてても空しいだけなのにさ、そういう偽モノに酔いしれていても、フェイクは昼間の太陽の下じゃ、石ころなんだよ」という内容の「FakeStone」ちゅう歌詞を、どうだこのやろ、と書いてみたら、なんだか気に入られてそういうのがCD音盤になってたり、いや、分からないものですね。
けっこう「どうだ、このやろ」くらいで書いてるもののほうが、コンペなんかに通ることが多いんですね。
人生、そんなものです。執着を手放すと、付いて(ツイテ)来ます。
私の場合、常にそうです。

とにかく、愛、愛、ってうるさいですね。特にオンナは。
最近の若者は、傷つくのが嫌だから、人を好きにならないようにしている傾向もあるようですが、「好きにならないようにして、好きにならないでいられる」って実際、可能なんですかね? 恋心って、そういうん違う気がするけどなー。

ま、それはともかく、アベンチュリンの愛っていうのは、そういう下世話な愛を遥かに超越した、神様の愛の一部、という感覚を持つ人にもたらすようです。
神様の愛なぞ知らん、って場合は、アベンチュリンは「よくわからない石」になるかも。
この石を人に送ると愛情が倍増して戻る、などという記述を目にした時に、ちょっと実験してみました(人にあげた)けれど、確かに、戻ってきました。
でもこれはそういう「らぶらぶ系」の愛ではありませんので。
じわーーーっとほのぼのとした、実父からの愛でございました。

よく考えてみると、「手放しで自分の幸福を心から喜んでくれる存在」なんて、この世では、親くらいのものです。
オトコとかオンナがらみのものは、その愛情ゆえに、相手の不幸を願うようなことだって少なくありません。自分かわいさに、自分をないがしろにするような相手に対して、ふん、あんたなんか失敗しろ、不幸のどん底に落ちろ、みたいに、邪険にする相手を恨んだりもしたりなんかします。(あ、こんなのって、私だけ?)

アベンチュリンは、そういう「良くない感情」を諌めてくれる石だと思います。
良きも悪しきもみな鏡、自分の心のままが、目の前に現れていることを、静かに伝えてくれている石だと思います。

アベンチュリンは、アクセサリーとして身につける場合、単体でも他の石と組み合わせても、もの静かながら強力に意識を高い所へいざなう作用をしてくれる、寡黙ながらも「芯の強い石」。
価格帯もとてもお手ごろで、はっきり言って「安い」(天然石ビーズ屋さんだと一連40cm600円~800円くらい)ですが、神様は、私たち人間に必要なものは、手を伸ばせば取り放題にしてくれているのだなぁ・・・ということを、実感しますね。産出量が多く、価格帯が安い石というものには、私はとにかく神(親)の愛を感じますよ。

一般的に知られる意味は、高い意識を持続させる、精神面のバランスを保って感情を安定させる、情緒豊かにさせる、実りある人間関係に出会う、チャンスを与える、などなど。
精神面のバランスが保たれると、とてもつまらない、感情の起伏がない、平坦な感覚になってしまうのでは? と、私は、昔考えていた頃がありました。
でも、石たちに接していて、その考えは大間違いだったということを知りました。

いっぱしのアーティスト気取りの人間には、「感情の起伏こそ作品の源泉」のような錯覚があったのでしょう。
それも、一理あることは事実です。
でもそれは、行き止まりの源泉ですね。枯渇します。
音楽のアーティストたちがピークを越えると、とたんにつまらなくなってくるのは、この辺りに起因していると思います。
小説家とか、モノを生み出そうという職業の人全般に言えると思います。

恋愛などで、飽きっぽい、本当に人を好きになれない、本当に人に好きになってもらっている実感がない、という孤独感を抱えやすい人なんかにも、アベンチュリンはいいんじゃないかな、と思います。
そういう日常のさまざまなネガティブ感情が「たいしたことじゃない」って境地はなかなか遠いかもしれませんが、そういう経験こそ、自分の中にある「愛」に気付くための、最高の機会。宝物のような時間だったりするのです。


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カテゴリ :  充実・実感stone
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