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2010年05月21日の記事のリスト

幸運の女神に愛される人

2010年05月21日 (金) 18 : 34
前回の話の続き、ではないですが、ぜんぜん違う人の話ですけれど、もうひとつ、思い出したことがありまして。
他ならぬ、HiromiGo^^の話です。


こういう、誰もが知っている人の話って、わかりやすくていいですね。
この話も、どこかに書いてあった、だとか、本人弁、ではなく、「HiromiGoに遭遇した一般人」の話です。
(自分じゃないのが残念ですが^^。)


その人は、ジュースやコーヒーなどの、自販機の入れ替えなどをする仕事で、テレビ局も担当地域のひとつで、まわったりもしていたそうです。
オフィスビルなどに勤務している方は、そういった出入りの業者の人間が貨物用エレベーターなどを使うことはご存知かもしれませんね。
時々、そんな、貨物用エレベーターにも、乗り込んできちゃう芸能人さんなんかも、いたそうです。


いろいろな女優さんやら、俳優さんやら、タレントやら歌手やら、まぁ、見なくもなかったそうですが、別にそれで「うわぁ♪」なんて浮かれるようなタイプの人でもなかったので、たとえば、自販機で入れ替え作業をしている時に、いらいらと、背後で待っているタレントさんなんかもいたりしたそうですが、おかまいなしに、待たせたり、ってことをしていたようです。
たいてい、作業が済むと、態度でわかるそうなんですが、「ちっ」という感じで、待たせやがって風な感じで、ジュースやらコーヒーやらを買っていく人が多かった^^そうなんですが、ひとりだけ、違うのがいたな、と言っていたことを思い出しました。


それが、HiromiGoだった、そうです。


いつものように入れ替え作業をしていると、「ああ、また、うしろで終わるの待ってる奴がいるなぁ。」と、ちろっと見てみたら、そこに、HiromiGoがいたそうです。
しかし、そこで待っている相手が誰だろうが、おそらく天皇陛下がジュースを買いたくて並んでいても^^、急いで作業を済ませ、「お待たせしました~」的なサービススマイルのタイプの人ではありません。
だから、淡々と、やはり特に急ぎもせずに、作業を続けていたそうです。


メンテが終わって、自販機のドアをばたん、と閉めたら、HiromiGoが、ひとこと、「買ってもいいですか?」と声をかけてきたそうです。
「ああ、もう、大丈夫です。お待たせしました。」と、答えたそうです。
ありがとう。
そうHiromiGoはひとことおっしゃって、自販機のコーヒーを買うためのコインを自販機に入れ、コーヒーを買っていったそうです。


ありがとう、なんて、あそこに出入りしてて言われたこともなかったから、とにかくびっくりした。
だいたい、買ってもいいですか? なんて、普通聞かないよ、自分たちは、口を利く人間だと思われてないんじゃないか、と思うし。
という話でした。


彼は、特にだからといって、HiromiGoのファンになった、だとか、そういうことではないでしょうけれど、少なくとも、「郷ひろみって、こういう感じの人か。悪くないな。」と思ったから、「ひとりだけ、いたな。」と憶えていたのでしょう。
そして、彼自身気づいていなかったかもしれないけれど、本当はある種のサービス業だったわけなんですから、自販機のうしろで待っているお客様には、どなたにも、「お待たせしました。」は言っても罰は当たらない話だったのに、それをしてこないで、おそらく「いらいら待つ人」を助長させるような無愛想な態度だったんじゃないかな、と、想像できるのですが、そんな人間にすら、「お待たせしました。」のひとことを、自然に言わせてしまう術を持っていたのが、HiromiGoだった、ということ。


この話を、聞いたのが・・・・・・何年前でしょう? 
これも、おそらく、10年くらいは経過しているような気がします。


「幸運の女神に愛される人」って、やっぱり、すごくちっぽけな些細なことなんですが、それを、「誰が見ているわけでもない場所でも、誰が相手でも」ふつうにやっているんだな・・・
ということで、思い出しました。




それと、もうひとつ。
ぜんぜんまた違ったタイプの話ですが。


以前派遣で働いていた会社で、となりの席だった、30代後半独身男性の話です。
(その会社は、なにやら30代後半から40代前半くらいの独男独女さんたちが、やたらに多かったでした。あれは現在のひとつの風潮ですかね)
ずっと会社というところで「自分のデスクがある」という環境でながらく仕事をしていなかったため、「ほとんどずっと外回りで会社にいないのに、机と椅子とパソコンを用意してくれるなんて」と感激にむせっている自分を、不思議そうになさっていた男性でした^^。


その方は、神奈川から一時間半通勤時間をかけて会社に通っていたのですが、始発駅から電車に乗るため、必ず座ってこれるんだそうでした。
ただし、「最近、それが、「途中までは」になっちゃったんですよね~・・・・・」と、ある日、おっしゃいました。
なんとなく、朝、とても眠たそうにしていた、というか、疲れているような感じがしたので、どうしたのだろう? と質問したら、そう返事が返ってきました。
途中駅から必ず同じ車両に乗ってくる妊婦さんがいて、席を譲ってあげるのが、習慣になってしまったんだそうです。
それゆえの、通勤疲れなのかな、と苦笑しておっしゃいました。


「最初は、マタニティなのか、単なるふくよかな女性なのか^^、迷ってたんですがね、やっぱり妊婦さんかな、と思って、まぁ、ある日ですね、席をお譲りしたんです。で、それ以降、無視できなくなっちゃったんですよね~。必ず、その人が乗ってきたら、席を替わることになっちゃったから、そこから会社まで座れなくなっちゃた。でも本当は、本心は、自分も座っていたいんですよ。」


まわりの人は? 他に○○さん以外に、その女の人に席を譲るような人はいないんですかね? と聞いたら、
あれなんですよね、みんな、寝ている、もしくはまぁ、寝たふりじゃないけれど、そういうの、目に入らないようにしてますよね。
ということでした。


「悩ましいなぁ~。でも、やっぱりきっと、また、席変わっちゃうよな~。寝たふり、とか、できないですしね。」
という彼に、自分は、「たとえば、○○さんが乗る始発駅で、乗る車両を変えれば、ずっと座れるよね。」という姑息な案を^^提示しました。
しかしなんとその方は、「それも考えたんですよ。」と言うではないですか。
それも考えたんだけど、なんとなく、そういう自分が情けないというか、うまくいえないけれど、なんかできないんですよね・・・・・と。


自分は、そうかぁ~、と言い、なんというか、自分が乗る車両をこっそり変えてしまうという、別に誰にとがめられるわけでもなく、やろうと思えばできる手段を、「自分が座りたいがために」という理由ではできない、善人ゆえに悩む風のその方に、
「そのオンナの人も、ずっと妊婦さんじゃなくて、いつか子供は生まれるから、永遠に○○さんが席を譲り続ける、ってことはないですよ。それに、きっとね、将来○○さんが結婚して、おヨメさんが妊婦さんになった時に、今○○さんがやっているように、誰かに助けてもらえるような気がするな。」
そう言いました。
そうですかね~、でもその前にそういう女性との出会いが^^、とおっしゃっておられましたが。


電車では、お年寄りや妊婦さんに、席を譲りましょう、みたいな標語は見かけるけれど、自分の会社の席のとなりに、それをやっている人がいるんだな~・・・
と、ちょっと感動、じゃないけれど、でもこういう人が独男で(「結婚したいんですけどね~」とはおっしゃっていました。毎年^^。)世の女子は、よく「いい人がいない」というけれど、「どこかの良いお嬢さん、こんな人も残ってるんだよ~。この人を探し当てててあげてよ~」と、なんとなく思いましたよ。
こういうのも、「祈り」の一種ですがな。
(でもその後、その方に良き伴侶が見つかったかどうかは、派遣終了しちゃいましので、未確認ですが)




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カテゴリ :  ちょっとスピリチュアルな話
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